この度37年間続きました利休庵を閉店致しました

1987年7月、甘味喫茶と軽食・郷土土の店として利休庵がオープン致しました。

しかし、オープン当初は蕎麦屋と間違えて入店するお客様が多く、急遽蕎麦(生そば)を提供することになりました。

その後、本物指向のお客様のニーズにお答えするため、手打ち蕎麦を独学で練習し、蕎麦つゆも「かえし」から自分なりに研究。蕎麦粉も県内外の製粉各社をめぐり、試行錯誤の末、現在の蕎麦を提供するに至りました。

また特大の天丼・かき揚げを発売すると、そのインパクトから各メディアが取り上げてくださり、少しずつ利休庵の名前が知られるようになりました。

しかし、あまりの混雑なため少しは自分達の身体を労わろうと、両メニューを10年程でやめる事になりました。

お客様がかなり減少する事を覚悟しましたが、有難い事に本来の蕎麦のファンの方々がその後も大勢訪れて下さり今日まで頑張ってまいりました。

しかしながら、寄る年波には勝てず身体が限界に近づいており、とても寂しいのですが、閉店を決意致しました。

いままで利休庵に足を運んでくださった大勢のお客様。

37年の間、私共はお客様にとても恵まれたと思っております。書ききれぬ想い出と感動を皆様からたくさん頂きました。

心から感謝しております。

本当に本当にありがとうございました。

令和6年5月

店主 八重樫 栄彦

女将 八重樫 利恵子


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